放鳥させる

放鳥の時間はインコにとって特別なひととき
「放鳥」とは、セキセイインコをケージから出して自由に部屋で過ごさせることを指します。一般的には1日30分〜1時間くらいが目安と言われますが、我が家の男の子・Achanは朝から夜まで放鳥しています。放鳥中は遊び、食事、毛づくろい、お昼寝といったサイクルで毎日楽しそうに過ごしています。

もちろん放鳥時には注意も必要です。戸締まりはしっかり確認し、外出前にはインコが肩にとまっていないか必ずチェックしましょう。気づかず外へ出てしまうこともあるので気をつけてくださいね。

遊び心あふれるセキセイインコ
セキセイインコは本当に遊ぶのが大好きな生き物です。市販のおもちゃだけでは物足りないこともあります。我が家では、小さな鈴、人形、未開封のスナック菓子の袋、空き缶、ペットボトルの蓋などもおもちゃにしています。インコはそれらに向かってお喋りしたり、興奮して突っついたりします。お気に入りのおもちゃを取り上げると怒って噛まれることもあるんですよ。

そんなAchanですが、ケージに戻るのはあまり好きではありません。でも、お気に入りの鈴をケージに入れると、その鈴と一緒に素直に入るんです。ちょっとした工夫で彼もハッピーに過ごせるようになりました。

インコのための特別な空間
放鳥時には部屋の中にも止まり木があると良いので、我が家では庭にある柿の木の枝を使って「小鳥部屋」を作りました。廊下のスペースに固定器具で枝を天井まで垂直に立て、横に伸びる枝にはブランコやおもちゃを設置しています。Achanは足とくちばしを器用に使って天井まで登ったり、枝で遊んだり昼寝したりしています。

さらに洋間には観葉植物「ドラセナ・リフレクサ」を置いています。観葉植物には毒性がある種類もあるため事前に調べましたが、この種類には特に問題がないようです。彼は葉っぱを囓ることがありますが、これまで体調を崩したことはありません。枝が横に伸びているため、インコにとっても良い遊び場になっています。

放鳥時の注意点
放鳥はインコにとって楽しい時間ですが、飼い主にとっては少し手間がかかることもあります。まずは糞。インコは20分に1回ほど糞をします。見つけたらすぐに取り除かないとシミになることもあるため、その場でティッシュに消毒用アルコールを吹き付けてこするときれいに取れます。

もう一つは毛や皮脂です。大きなものは床に落ちますが、小さな毛や皮脂は空中に舞うこともあります。我が家では空気清浄機を3台設置し、その中でも評判の良いシャープのプラズマクラスターを使っています。

放鳥は確かに手間もありますが、それ以上に癒しや楽しさを与えてくれる特別な時間。インコと心地よく過ごすためのひと工夫が、きっと日々の幸せにつながりますよ。