セキセイインコをお迎えする

セキセイインコは、ペットショップや大型ホームセンターのペットコーナーで購入できます。昔は街に「小鳥屋さん」があちこちにあったものですが、最近ではすっかり見かけなくなりましたね。

価格は、雛(ひな)のほうが少し安く、だいたい2000円〜3000円程度で販売されています。他のインコが1万円以上することを考えると、比較的手頃な価格です。ただ、珍しい種類のセキセイインコになると1万円以上することもあるそうです。

購入するときに大切なポイントは、売り場が清潔かどうか、小鳥たちが元気にしているか、そして店員さんが親切に対応してくれるかです。これは熱帯魚を選ぶときにも共通する大切なポイントですね。お気に入りの子を見つけたら、健康状態も店員さんにしっかり確認してもらうと安心です。

雛と成鳥、どちらを選ぶ?
セキセイインコは「雛」と「成鳥」のどちらも販売されています。ネットでは「雛を育てたほうが懐きやすい」という意見をよく見かけますが、僕の考えでは、飼育に自信がない場合は成鳥を選ぶのもひとつの方法です。

小さな生き物は幼いころの死亡率が高いことがあります。熱帯魚飼育を長年してきた僕も、初心者時代に幼魚を何匹も★(星=死)にしてしまった経験があります。ですので、初めてセキセイインコを飼うなら、成鳥のほうが安心かもしれません。

ちなみに、成鳥なら雌雄(オス・メス)を見分けることもできます。オスは鼻が青っぽく、メスは白や淡い茶色になることが特徴です。雛にもそういった傾向がありますが、成鳥のほうが見分けやすいです。

手乗りインコにしたい場合
「手乗りインコにしたいなら雛から育てたほうがいい」と言われることが多いですが、手乗りになっている成鳥が販売されている場合もあります。

成鳥になるまでの間、体が弱い個体はどうしても淘汰されてしまうことがあります。そのため、成鳥として売られている子は「試練」を乗り越えた強い個体とも言えます。

僕は熱帯魚飼育を通じて「家族として迎えるなら、できるだけ長く元気でいてほしい」と強く思うようになりました。セキセイインコも同じです。これからお迎えする小さな家族が、健やかで楽しい時間をたくさん共有してくれることを心から願っています。